2021-07-19 射干玉 ぬばたまの闇に煌めく蛍たち君と眺める<さよならの夏> ゆっくりと氷を溶かす暗闇に二つ灯った線香花火 「夕闇を歩くときには私はね泳ぐようにね息をしてるの」 終バスの赤の表示に飛び乗ってあなたは夜の住人になる 星が降る夜には少し目を閉じてそれから少し手を触りあう (早川葵)